世界12か国で働いた後、東京に戻った理由 | NETOKYO

世界12か国で働いた後、東京に戻った理由 | NETOKYO
世界12か国で働いた後、東京に戻った理由
Tokyo Stories

世界12か国で働いた後、東京に戻った理由

May 20268 min readTokyo Stories

ニューヨーク・ロンドン・シンガポール・ベルリン……世界を転々とした田中雄貴さん(38歳)が、なぜ最終的に「東京」を選んだのか。グローバルに生きた人間から見た東京の本当の価値。

「もう戻らない」と思っていた

田中雄貴さんが東京を出たのは28歳のとき。「日本は閉塞感がある」「もっと大きな世界で生きたい」——そう思って飛び出したニューヨークを皮切りに、ロンドン、シンガポール、ベルリン、バンコク、トロント……気がつけば10年間で12か国に住んでいた。

「最初の数年は、絶対に東京には戻らないと思っていた。世界はこんなに広いのに、なぜあの小さな島に戻るのかって」。田中さんは苦笑しながらそう話す。

東京の街
田中さんが「帰ってきた」東京。世界を経験した後で、この街が違って見えた

転機:シンガポールで感じた「東京の欠如」

考えが変わったのは、シンガポール滞在中だった。「アジアのハブ都市」として洗練されたシンガポールで、田中さんはある種の物足りなさを感じ始めた。「清潔で効率的で、英語も通じる。でもどこか均質で、予定調和な感じがした。東京みたいな"偶然性"がないというか」。

その「偶然性」とは何か。路地に入ると突然現れる昭和の居酒屋、商店街で声をかけてくる店主、銭湯でたまたま隣になった見知らぬおじさん——そういう「計画できない出会い」が東京にはある、と気づいた。

東京は、世界で最も「迷子になることが楽しい」都市だと思う。地図通りに歩かなくていい。路地に入ることを恐れなくていい。

— 田中雄貴さん(東京在住・フリーランス)

東京に戻って気づいたこと

🚇
インフラの凄さ
「当たり前」だった電車の正確さ、コンビニの品質、街の清潔さ——外を知って初めてその凄さに気づいた。
🍜
食の多様性
世界中の料理が、その国の本場に近いクオリティで食べられる都市は東京だけだと実感した。
🤝
人との距離感
東京人は「冷たい」と言われるが、その「ほどよい距離感」が心地よいと感じるようになった。
🌍
国際化の加速
帰国後の東京は英語対応が格段に進み、外国人が暮らしやすい環境に変わっていた。

「東京は変わった」と「東京は変わらない」

10年ぶりに戻った東京は、確かに変わっていた。キャッシュレスが普及し、英語表記が増え、外国人の顔が街に溶け込んでいる。でも同時に「変わらないもの」もある。深夜の立ち飲み屋のざわめき、銭湯の湯気、商店街のおじさんの声——それが今も東京にある。田中さんは「その両方があるから、東京は面白い」と言う。

Tokyo Stories移住グローバル帰国東京の魅力

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です