深川八幡祭り2026本祭り|雨の神輿連合渡御と屋台を歩いてきた

NETOKYO CITY GUIDE 2026 ・ 現地取材

2026年8月16日、雨の門前仲町。3年に一度しか来ない「本祭り」の最終日、金色の神輿が水を蹴立てながら人情深川通りを進んでいった。傘の花が咲く沿道で、実際にこの目で見てきた深川八幡祭りの様子をまとめる。

結論、2026年の深川八幡祭りは「3年に一度の本祭り」の年に当たり、8月16日の神輿連合渡御が最大の見どころ。次にこの規模で見られるのは2029年になる。

雨の中、鳳凰の飾りを掲げた金色の神輿が人情深川通りを進む様子
雨脚が強まる中、警備スタッフの誘導で神輿が沿道を進んでいく。2026年8月16日、門前仲町にて撮影。

※祭礼の日程・巡行ルートは年によって変わります。次回訪問を検討する際は、必ず富岡八幡宮の公式発表で最新情報を確認してください。

POINT 1

江戸三大祭りの一つで、寛永4年(1627年)創建の富岡八幡宮の例大祭

POINT 2

2026年は3年に一度の「本祭り」。50基超の神輿が繰り出す年

POINT 3

雨天でも祭りは決行。沿道は傘で埋まっていた

深川八幡祭りとは

深川八幡祭りは、門前仲町にある富岡八幡宮の例大祭。富岡八幡宮は寛永4年(1627年)の創建で、江戸時代には源氏の氏神として徳川将軍家からも厚い保護を受けてきた「江戸最大の八幡様」だ。この例大祭は神田祭・山王祭と並んで「江戸三大祭り」の一つに数えられ、なかでも神輿が担ぎ手やギャラリーに勢いよく水をかけられながら進む「水かけ祭り」として知られている。

毎年小規模な例大祭は行われているが、50基を超える町神輿が一斉に練り歩く大規模な「本祭り」は3年に一度だけ。今年、2026年がその本祭りの年に当たっていた。

2026年が特別な理由

2026年の深川八幡祭りは8月12日(水)から16日(日)までの5日間で行われ、期間中は14日(金)の例祭、15日(土)の神幸祭(鳳輦巡行)、そして16日(日)の神輿連合渡御と、日を追うごとに規模の大きい神事が続く構成になっていた。なかでも16日の神輿連合渡御は、54基ともいわれる町神輿が清洲橋を渡って隅田川沿いへと繰り出す、祭り最大のクライマックスだ。

加えて、富岡八幡宮は2027年に御鎮座400年という節目を迎える。境内には「御鎮座四百年」と書かれた記念の幕が掲げられており、2026年の本祭りはその節目を翌年に控えた、いわば助走の年でもあった。

雨の中を進む神輿

訪れた8月16日は、朝からあいにくの雨だった。それでも祭りは決行され、人情深川通りには開始前から大勢の見物客が傘を差して詰めかけていた。狭い通りいっぱいに人が広がり、警備スタッフがメガホンを片手に交通整理をしながら、神輿の通り道を確保していく。

沿道で待つこと数分、鳳凰の飾りを頂いた金色の神輿が姿を現した。雨に濡れた金箔が街灯や建物の明かりを反射して、曇り空の下でもひときわ目を引く。担ぎ手たちの白い装束もすっかり雨に濡れていたが、行列の足取りが緩むことはなかった。

赤い鳥居と深川不動堂の門前で傘を差した見物客が並ぶ様子、ベビーカーを押す家族連れも
神輿を待つ沿道は親子連れも多く、ベビーカーごと傘の下で行列を見守る人の姿もあった。

祭りの舞台となる人情深川通りは、富岡八幡宮と、隣接する成田山の別院である深川不動堂を結ぶ参道。銅板葺きの大きな屋根を持つ深川不動堂の本堂は、この通りのどこからでも目印になる。

深川不動堂の銅板葺きの本堂を雨の中、傘越しに見上げる参道の様子
深川不動堂の本堂。祭り期間中は参道全体が屋台と人であふれ、普段とは違う顔を見せる。

屋台の顔ぶれ

祭りといえば屋台も楽しみのひとつ。人情深川通り沿いには、昔ながらの縁日らしい屋台に混じって、思いのほか国際色豊かな店が並んでいた。

屋台 内容 価格帯の目安
シャービン餅 鉄板で焼く中華風の焼き餅。行列ができていた 500円
本場台湾の味 台湾名物の大鶏排(フライドチキンカツ) 700円前後
イタリアンスパボー 屋台定番のイタリアン風フライドスパゲティ 500円前後
牛カルビ・牛タン串 炭火焼きの韓国風焼肉串 800円
おくちかすてら 京都祇園発、1973年創業という老舗のカステラ菓子 表記なし

丸焼き(1000円)を焼く屋台や、ビリケン堂総本家のフライドポテト(チリ・塩・コンソメ・カレー味)、お好み焼き(800円)の屋台も賑わっていた。祭りの屋台というと焼きそばや金魚すくいのイメージが強いが、実際に歩いてみると、台湾料理からイタリアン風フライドスパゲティまで、世代や国籍を問わず楽しめるラインナップになっていたのが印象的だった。

鉄板でシャービン餅を焼く屋台の店員の手元
「シャービン餅」の屋台。鉄板の上で香ばしく焼き上げていく様子に足を止める人が多かった。
本場台湾の味と書かれた屋台で大鶏排を調理する店員
「本場台湾の味」を掲げる屋台。台湾名物の大鶏排を目当てに立ち寄る人も見かけた。
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次回、本祭りが見られるのはいつか

深川八幡祭りの本祭りは3年に一度。2026年が本祭りの年だったので、次回の本祭りは2029年になる見込みだ(正式な日程は富岡八幡宮の公式発表を待つ必要がある)。本祭りではない年も、毎年8月には例大祭が行われており、本祭りほどの規模ではないものの神輿や屋台の雰囲気は楽しめる。加えて2027年は富岡八幡宮の御鎮座400年という節目に当たるため、記念行事が行われる可能性が高い。

よくある質問

深川八幡祭りはどこで見られますか?
富岡八幡宮とその周辺、および隣接する深川不動堂への参道「人情深川通り」が主な会場になる。神輿連合渡御では清洲橋を渡って隅田川沿いまで巡行が広がる。
雨天でも祭りは行われますか?
2026年は雨の中でも予定通り神輿の巡行が行われた。荒天時の中止・縮小の判断は年によって異なるため、訪れる際は事前に公式情報を確認してほしい。
最寄り駅はどこですか?
東京メトロ東西線・都営大江戸線の門前仲町駅が最寄り。
次に本祭り(50基超の神輿)が見られるのはいつですか?
3年に一度のサイクルのため、2026年の次は2029年が本祭りの年になる見込み。正式日程は富岡八幡宮の発表を確認してほしい。
屋台はどんな種類がありますか?
今回歩いた限りでは、シャービン餅や焼き団子といった定番の縁日フードに加えて、台湾の大鶏排、イタリアン風フライドスパゲティ、韓国風焼肉串など、国際色豊かな屋台も多く出ていた。

まとめ

3年に一度の本祭りは、雨が降っていてもその熱気が伝わってくるものだった。金色の神輿が沿道を進む姿はもちろん、参道を埋め尽くす屋台の多彩さも含めて、一度は見ておく価値のある祭りだと感じた。次の本祭りは2029年。今年見逃した人は、まず来年以降の通常の例大祭で雰囲気を確かめてから、本祭りの年に予定を合わせてみるのもいいかもしれない。

参考リンク

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