東京生まれの「外国人2世」――二つの文化の間で生きる若者たちの本音 | NETOKYO

東京生まれの「外国人2世」――二つの文化の間で生きる若者たちの本音 | NETOKYO
東京生まれの「外国人2世」――二つの文化の間で生きる若者たちの本音
Tokyo Stories

東京生まれの「外国人2世」――二つの文化の間で生きる若者たちの本音

May 20269 min readTokyo Stories

日本語しか話せない「外国人」、パスポートは外国籍でも心は東京人——外国人2世という存在は、グローバル化する東京の「次の顔」だ。彼らの葛藤と誇りを聞いた。

「どこから来たの?」という問いへの複雑な感情

李美香さん(25歳)は東京・江戸川区で生まれ育った。日本語しか話せない。好きな食べ物はラーメンとたこ焼き。「どこから来たの?」と聞かれるたびに、「江戸川区です」と答える。しかし韓国籍を持つ彼女の姓が示すとおり、その答えは毎回「でも出身は?」という追加の問いを生む。

「私が『外国人』なのかどうか、自分でも分からない。日本で生まれ、日本の学校に通い、日本語で夢を見る。でも戸籍は韓国。どっちにも完全には属せない感覚が、ずっとある」。

東京生まれの「外国人2世」――二つの文化の間で生きる若者たちの本音
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東京の「外国人2世」の実態

東京都の外国籍住民は2026年現在、約60万人。その中には日本生まれの外国籍者(いわゆる「外国人2世」「3世」)が相当数含まれる。彼らは多くの場合、言語・文化・感覚において「日本人」であるが、法律的には「外国人」という矛盾の中に生きている。

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言語の問題
親の母国語より日本語が堪能。「母国語が話せない外国人」という存在が、両国のアイデンティティから疎外される。
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就職の壁
外国籍のまま日本の公務員には原則なれない。一部の民間企業でも「日本国籍」を採用条件にする例がある。
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「どっちでもない」感覚
日本では「外国人」として扱われ、親の母国では「日本人」と見られる。どこにも完全に属せない孤独感。
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新しいアイデンティティの構築
「どちらでもある」という多重アイデンティティを誇りとして受け入れる若者も増えている。
東京生まれの「外国人2世」――二つの文化の間で生きる若者たちの本音
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「東京人」であることの誇り

葛藤を経て、多くの外国人2世が辿り着く場所がある——「私は東京人だ」というアイデンティティだ。国籍より、パスポートより、育った街への帰属感が自分を定義する、という感覚。

李美香さんは言う。「江戸川の下町で育って、隅田川で花火を見て、荒川の土手を自転車で走った。それが私の東京の記憶。それは誰にも否定できない。国籍じゃなくて、記憶が私を東京人にしている」。

「どこから来たの?」って聞かれたら、「東京から来ました」と答える。それ以上でも以下でもない。東京が私の故郷だから。

— 李美香さん(東京・江戸川区生まれ、韓国籍)
NETOKYOの視点

東京の「外国人2世」の存在は、この街が次にどこへ向かうかを示している。彼らはもはや「外国から来た人」ではなく「東京で生まれた人」だ。国籍という行政的な枠組みより、この街への記憶と愛着が人を「東京人」にする——その定義の転換が、東京の未来を形作る。

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